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シリーズ第2弾 — 公認心理師監修

「なんとなく不安」が、ずっと続いていた。

ある42歳の女性が「正体不明のモヤモヤ」から抜け出すまで

はじめに

これは、42歳のユカさん(仮名)の話です。

ユカさんの毎日は、傍から見れば「普通」でした。正社員として働き、中学生の息子がいて、夫は穏やかな人。大きな病気もないし、ローンも払えている。

——なのに、朝起きた瞬間から、胸のあたりがざわざわする。

理由は、わからない。

「自分より大変な人はいくらでもいるのに」「こんなことで悩むなんて甘えだ」。ユカさんはそう自分に言い聞かせて、3年間やり過ごしてきました。

でもある日、ユカさんはスーパーのレジに並んでいるとき、突然涙が止まらなくなったのです。

「理由はわからないんです。お会計の順番が来ただけなのに、涙がぼろぼろ出てきて。自分でもびっくりして、それがまた怖くなって」

もし、この話に少しでも心当たりがあるなら——この記事は、あなたのために書きました。

ユカさんがどうやって「正体不明のモヤモヤ」から少しずつ抜け出していったのか。その道のりを、心理学的な解説を交えながらお伝えしていきます。

第1章 ユカさんの「ざわざわ」の正体

ユカさんの不安は、いつも同じパターンでやってきました。

朝、目覚ましが鳴る。まだ布団の中にいる段階で、もう胸がざわざわしている。今日の仕事、息子のお弁当、来週の面談、先月の母の検査結果——何が心配なのかと聞かれても、「全部」としか言えない。

夜は夜で、布団に入ると頭の中がぐるぐる回り始める。

「あの時、上司にああ言えばよかったかな」「息子の成績、このままで大丈夫かな」「老後のお金、足りるのかな」「夫は最近なんだかよそよそしくないかな」

考え出したら止まらない。止めようとすればするほど、不安は大きくなる。

朝起きた瞬間から、理由のないざわざわがある
寝る前に心配事が止まらなくなる
「このままでいいのかな」と漠然と感じる
楽しいはずの場面でも、心のどこかがざわついている
天気のいい日に、急に泣きたくなることがある
体調は「異常なし」なのに、だるい・眠い・重い
ニュースやSNSのネガティブな情報に引きずられやすい
「他の人はうまくやっているのに」と比べてしまう
何かが怖いのに、何が怖いのかわからない
この不安の正体がわからないこと自体が、不安

4つ以上当てはまったら、ユカさんと同じ「名前のないモヤモヤ」を抱えている可能性があります。

ユカさんは7つでした。

第2章 転機になった、ある一言

スーパーで泣いてしまった翌週、ユカさんは会社の健康診断のついでに、勇気を出して心療内科の予約を取りました。

初診の日、ユカさんはうまく説明できなかったそうです。

「特に大きな悩みがあるわけじゃないんです。でも、なんとなく、ずっと不安で……。こんなことで来ていいのかなって思うんですけど」

そのとき、担当のカウンセラーがこう言いました。

「理由がないのに不安なんじゃなくて、理由が多すぎて、ひとつに絞れないんだと思いますよ」

ユカさんは、この一言で「あ、そういうことか」と思ったそうです。

不安の正体は「理由が多すぎること」

カウンセラーは続けました。

「今の仕事、将来のキャリア、親の介護、自分の健康、友人関係、お金のこと、社会情勢……。全部が同時に『ちょっと気になる』状態になっているんです。だから、何か一つを解決しても、他の不安が残る。それが『なんとなく不安』の正体です」

ユカさんは、その言葉を聞いて、涙が溢れそうになったと言います。

「私、おかしくなかったんだ」

そう思えただけで、少しだけ胸が軽くなったそうです。

「不安の層」を理解する

カウンセラーは、ユカさんに「不安には3つの層がある」と教えてくれました。

1. 表面的な不安(今日・明日のこと)
例:明日の会議、連絡を忘れていないか、天気が悪いなど

2. 中間層の不安(数ヶ月先・1年先のこと)
例:仕事がこのままでいいのか、将来のキャリア、結婚・出産のタイミング

3. 深層の不安(漠然とした存在不安)
例:「私はこのままでいいのか」「人生の意味って何だろう」「私は幸せなのかな」

ユカさんの場合、この3つが全部混ざっていたのです。

💡 ここから先が、本当に大切な内容です

ユカさんが教わった「3つの層」とは?
そして、不安を手放すために実践した具体的な方法とは?

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この記事の続きでは、カウンセラーから教わった具体的な対処法と、実際に効果があった心の持ち方について詳しく解説しています。

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